前回は、脂肪の吸収を抑える成分として「キトサン」をご紹介しました。
今回は、「サポニン」と「デファットゲン」という成分をご紹介します。
脂肪の吸収を抑える成分「サポニン」
大豆の苦味や渋み成分であるサポニンは、コレステロールの吸収を抑え、消化管からの脂肪の吸収も抑えます。
また、便秘予防効果も期待できます。
BMI値[※3]が25~30の成人男女に大豆サポニンと大豆たんぱく質を含む試験食品を摂取させると、摂取前よりも体重、内臓脂肪が減少したということがわかっています。
また、高脂血症、動脈硬化症、高血圧症の患者に大豆サポニンを投与すると、血中脂質について総コレステロールが71%、中性脂肪が88%改善されたという報告もあります。
[※3:BMI値とは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出される、肥満度を示す国際的な指標のことです。]
引用:「サポニン」若さの秘密 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/saponin/
サポニンを摂るには
大豆食品を積極的に食べるというのが、まずあげられます。
次に、サポニンは、ウーロン茶にも含まれていますので、食事をしながらウーロン茶を飲むのがおすすめです。
また、サポニンは、田七人参や高麗人参にも含まれています。
特に、田七人参には、高麗人参の3~7倍のサポニンが含まれていますので、田七人参の成分が配合されたサプリメントでサポニンを補う方法があります。
ただ、サポニンには、ガンや動脈硬化を防ぐ効果が期待されますので、どちらかというとこの効果を期待して、田七人参の成分が配合されたサプリメントが販売されています。
脂肪の吸収を抑える成分「デファットゲン」
デファットゲンは、米胚芽(こめはいが)から抽出された植物性のリパーゼインヒビター(阻害剤)です。
口から入ってきた脂肪を分解し、吸収しようとする酵素(リパーゼ)の働きをブロックします。
また、体内に必要以上の脂肪を取り込まないようにする働きがあります。
デファットゲンを食事前に摂ると、約7割以上の脂肪をカットすると言われています。