大人ニキビのケア方法について
健康な肌になれば、繰り返しニキビを改善することができます。
・質のいい睡眠
・バランスのとれた食事
・紫外線対策
・保湿
・ストレスをなくす
これらは、健康な肌、つまりニキビのできにくい肌にとっては基本的なケア方法です。
質のいい睡眠
だいたい1日7時間の睡眠が理想的です。
また、寝入ってから3時間の間に、成長ホルモンが分泌されます。
最初の90分が重要だと言われています。
そのために、寝る前にカフェインやアルコールを摂るのはひかえましょう。
※最近の研究では、寝る時間は特に関係ないと言われています。
仕事の関係で連続して7時間の睡眠がとれない人は、夜6時間、昼1時間というように、分割してもOKです。
バランスのとれた食事
また、便秘もニキビの原因となります。スムーズなお通じのために食物繊維を積極的にとりましょう。吉木伸子他『正しいスキンケア事典』(高橋書店)
ビタミンB1を含む食品
お米の胚芽(はいが)には、ビタミンB1がたっぷり含まれています。
しかし、白米にするときに胚芽が取り除かれます。
ですので、胚芽米か玄米を食べるとビタミンB1が摂れます。
その他、豚肉、うなぎのかば焼き、青のり、大豆に多くビタミンB1が含まれています。
ビタミンB2を含む食品
レバー、うなぎのかば焼き、焼き海苔、納豆に多くビタミンB2が含まれています。
紫外線対策
紫外線は、角質を硬く、また厚くします。
なので、ニキビができていても、紫外線対策用の化粧品は必要です。
肌への刺激が強くないノンケミカルや紫外線吸収剤フリーと書かれている日焼け止めを選びましょう。
ただし、これらは効果が長続きしませんので、こまめに塗り直す必要があります。
保湿
保湿とは、化粧水の水分が逃げないようにフタをするという意味ではありません。
本来は、肌の内側から保湿成分がつくられるようにすることを保湿といいますが、外から保湿成分を補うことも保湿といいます。
肌を保湿することで、角質が乾燥することを防ぐことができれば、ニキビ対策になります。
角質層の80%以上は、セラミドという成分が占めています。
ですので、セラミドを外から補うと最も効果的です。
セラミドにはいくつか種類がありますが、セラミド1、セラミド2といったように、セラミドの後に番号が書いてある化粧品を選ぶようにしましょう。
ただ単にセラミドと書かれている化粧品は、疑似セラミドの可能性があります。
ストレスをなくす
現代社会においては、ストレスをなくすというのは難しい問題です。
ストレスを感じると、ニキビ、肌荒れ、下痢、腹痛など、その人の最も弱っているところが悪化します。
ニキビに関しては、ストレスニキビという言葉もあります。
ストレスを感じると、ストレスホルモンを分泌して、体調を整えようとします。
しかし、一方で男性ホルモンを刺激するので、皮脂の分泌が過剰になり、ニキビができるという結果になります。
このストレスニキビを予防するには、運動、食事、睡眠の3つが重要です。
食事、睡眠に関しては先に書いた通りです。
運動については、特別なことをする必要はありません。
少し速歩きの散歩がおすすめです。
運動することで、自律神経が安定し、ストレスホルモンの分泌をおさえることができます。