カサカサ肌によい食べ物について
肌が乾燥していると、様々な肌トラブルが起こります。
例えば、大人ニキビもその一つ。
肌が乾燥すると、それを保護するために角質が厚くなります。
やがて角質は毛穴をふさぎます。
こうなると毛穴の中に皮脂がたまり、アクネ菌が繁殖し赤ニキビに。
また、肌がカサカサだと小じわが目立ち、実年齢より上に見られます。
ここではカサカサ肌によい食べ物・良質オイルをご紹介します。
ココナッツオイル
ココナッツオイルには、抗酸化力を高める効果が期待できます。
私たちは酸素を体内に取り入れて生きています。
一部は活性酸素となり、細菌などの有害なものを排除します。
しかし、活性酸素が増えすぎると、暴走して細胞を傷つけることがあります。
これが体の酸化です。
酸化すると、肌の乾燥やシミ・しわが増えたりして、肌の老化が早まります。
これを防ぐことを抗酸化(こうさんか)と呼んでいます。
<ココナッツオイルのとり方>
飲物や食べ物に、大さじ1杯ほどのココナッツオイルをたすだけでOK。
モデルのローラさんの「りんごのココナッツオイル焼き」が人気です。
クックパッドでレシピが公開されています。
こちら>>>cookpad
「りんごのココナッツオイル焼き」に使われているシナモンには、毛細血管を修復する働きがありますので、食材として使われることをおすすめします。
毛細血管が元気になると、カサカサ肌が改善する可能性があります。
ココナッツオイルの1日の摂取量は、大さじ2杯程度です。
亜麻仁油
亜麻仁油(あまにゆ)は、オメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸が多く含まれています。
α-リノレン酸の量は、オリーブオイルの50倍以上です。
α-リノレン酸は、血液をサラサラに保ち、肌の細胞に栄養と酸素をとどける働きをします。
なので、美肌効果が期待できます。
<亜麻仁油のとり方>
「ココナッツオイルのとり方」と同じです。
エクストラバージン・オリーブオイル
エクストラバージン・オリーブオイル(EVOO)は、ココナッツオイル同様、抗酸化力の強いオイルです。
オリーブオイルの主成分はオレイン酸ですが、ポリフェノールも含まれています。
オリーブオイルのポリフェノールには、美白効果があることがわかっています。
また、シミやくすみの改善、さらに、コラーゲンの生成をうながす働きをするので、肌にハリを出す効果もあります。
オリーブオイルは、エクストラバージン・オリーブオイルを選びましょう。
<エクストラバージン・オリーブオイルのとり方>
加熱するとポリフェノールが減少しますので、生のまま使うのがポイントです。
また、冷蔵庫に保存せずに温度変化の少ない冷暗所に保存しましょう。
冷蔵庫から出し入れするたびに、ポリフェノールが凝固と解凍を繰り返すことになります。
凝固と解凍を繰り返すたびに風味が落ちます。
料理など、日々に使うオイルとして取り入れるのがベストです。
<エクストラバージン・オリーブオイルの見分け方>
エクストラバージン・オリーブオイルは、貴重なので一般のオリーブオイルに比べて価格が高いです。
それだけにニセモノのオイルが販売されています。
本物である基準はいくつかありますが、とりあえず1つだけ覚えておきましょう。
【酸度が0.8%以下である】
遊離脂肪酸と書かれている場合があります。
英語表記なら、「free fatty acid」。
酸度が高いと、空気中の酸素と結合しやすく、品質が落ちます。
エクストラバージン・オリーブオイルの酸度の国際基準は、0.8%です。