たるみ毛穴とは
たるみ毛穴とは、たて長に広がっている毛穴のことを言います。
帯状毛穴、涙毛穴とも言われています。
鼻に近い部分から目立ち始め、頬に多くみられるようになります。
やがて顔の表情の動きによって、たるみ毛穴がつながった状態になり、溝ができてシワが刻まれます。
たるみ毛穴の原因
毛穴が開いてしまう原因は、毛穴のまわりの皮脂の過剰分泌によります。
余分な皮脂は空気と触れることで酸化し、皮膚の老化を早めます。
また、多くは加齢により、毛穴のまわりのコラーゲンやエラスチンが減少すると、毛穴を支えきれなくなって毛穴が広がってしまいます。
これに、表情筋の動きが加わることで、しずく状にたれ下がります。
さらに、紫外線、睡眠不足、女性ホルモンであるエストロゲンの減少などが、たるみ毛穴を加速させます。
たるみ毛穴の開きを治すには
開いてしまった毛穴を元の状態に戻すのは、難しいようです。
開いてしまった毛穴は、収れん作用のある化粧品でケアします。
つまり、毛穴を引き締めることで、毛穴を目立たなくさせます。
<収れん作用のある成分>
・ビタミンC誘導体
・植物抽出エキス(ハマメリスエキス 、アーチチョーク葉エキス 、カテキンなど)
・有機酸(タンニン酸 、クエン酸 、乳酸など)
・アルコール分(エタノール、メントールなど)
たるみを改善するには
毛穴の土台であるコラーゲンとエラスチンを強化することで、たるみが改善する可能性があります。
また、ホームピーリングを定期的に行うと効果的です。
コラーゲンとエラスチンを強化できる成分
レチノール
レチノールは、ビタミンAの一種で、コラーゲンを増やす強い作用があります。
ナイアシン
ナイアシンは、ビタミンB3のことで、皮膚を健康に保つ働きがあります。
また、抗酸化作用やコラーゲンを増やす作用もあります。
レチノールは刺激が強いので、敏感肌の方はナイアシンの方がおすすめです。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、毛穴の引き締め、毛穴のたるみ、美白、シワ、シミなど、さまざまな肌のトラブルに対応します。
リン酸パルミチン酸型(APPS)かリン酸型(リン酸アスコルビル)が、毛穴には有効です。
ピーリング
古い角質を取り除くことで、肌の代謝を高め、肌全体の若返り効果があります。
また、真皮にあるコラーゲンを増やす作用があり、毛穴のゆるみを防ぐ効果もあります。
ただ、肌への負担が大きいので、ホームピーリングを行う場合は、洗い流すタイプのピーリング化粧品を選びましょう。