化粧品のライン使いについて
化粧品のライン使いとは、同じメーカーの同じシリーズの化粧品(化粧水、美容液、乳液、クリームなど)をそろえて使うことをいいます。
使用する際も、メーカーの指示通りにします。
例えば、化粧品は、化粧水→美容液→乳液→クリームという順番で使うのが鉄則です。
しかし、ある有名メーカーの順番は次のようになっています。
洗顔(クレンジング・洗顔料)
↓
柔軟(乳液)
↓
整肌(化粧水)
↓
アクティブ(美容液・クリーム)
洗顔の後に乳液を使うのは、「洗顔後は、角層のうるおいバランスに近いものが、もっとも肌になじむ」というのが理由です。
またあるメーカーは、
洗う(洗顔料)
↓
ふき取る(化粧水・ローション)
↓
潤す(乳液)
という順番で、洗顔料で洗顔後、ローションで古い角質をふき取ることで取り除くというのが特徴です。
また、肌質ごとに使う化粧品が設定されています。
ライン使いしている人は30%
女性向けの情報サイト「マイナビウーマン」の調べでは、化粧品のライン使いをしている方は約30%です。
化粧品のライン使いをしていない約70%の方は、
「ブランドにはこだわらず、いろいろ試して「お気に入り」を見つけるほうがいい」
「同じラインでも合う、合わないがある」
といった意見が多かったようです。
一方、ライン使いをしている方は、
「ラインでそろえておけば無難」
「何がいいのか悩む必要がない」
といった意見が多かったようです。
メーカーとしては、ライン使いをして欲しいというのは当然ですが、ライン使いをすることで各化粧品の特徴がいかさせるというのが大きな理由でしょう。
【まとめ】化粧品のライン使いのメリットとデメリット
<メリット>
・あれこれ迷う必要がない
・各化粧品の特徴を最大限に引き出せる
<デメリット>
・同じラインでも肌に合わない化粧品がでてくる可能性がある
・費用が高くつく場合がある
・同じラインの中に不必要と思われる化粧品があることも
参考
近藤須雅子『9割の人が間違っている化粧品「効きめの真実」』(講談社)