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セラミド配合の化粧品の選び方

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セラミドとは

角質層の細胞と細胞の間には、細胞間脂質(さいぼうかんししつ)という物質があります。

この細胞間脂質は、水分を蓄えて肌を保湿し、細胞と細胞間を埋めることで外部の刺激から守る働きをしています。
 
 
セラミドは、細胞間脂質の中にあって、約40%~50%を占める保湿物質です。

しかし・・・

肌の中のセラミドは20歳を過ぎると徐々に減り始め、20歳前後に100%だった角質中のセラミド含有量が、40歳前後で約50%、70歳前後で約30%になってしまいます。
引用:スキンケア大学

 
 
セラミドが減少し肌の乾燥状態が続くと、角質層はこれ以上水分を逃がさないように、あるいは、肌内部を守るため厚くなります。

弾力のない硬くゴワついた肌は、これが原因です。
 
 
セラミドは、肌表面の角質層にありますので、飲むよりは直接外から肌に補給する方が効果的です。
 
 

セラミド配合の化粧品の選び方について

化粧品に配合されているセラミドには、「天然セラミド」「ヒト型セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」の4つのタイプがあります。

この中で、ヒトの角質層の中に存在するセラミドとほぼ同じなのが、ヒト型セラミドです。
 
ヒト型セラミドは、他のセラミドより保湿性と浸透性に優れています。
 
 

セラミド配合の化粧品を選ぶ際のポイント

セラミドは脂質なので、水にはほとんど溶けません。

ですので、大半の成分が水である化粧水(ローション)は選ばす、美容液やクリームに配合されている化粧品を選びましょう。
 
 
成分表に「セラミド」としか書いていない化粧品は、セラミドに類似した成分の可能性があります。

セラミド1、セラミド2というように、数字がセラミドのあとに書かれているか、または、セラミドNPのようにアルファベットが書かれているか確認しましょう。

セラミド1=セラミドEOP
セラミド2=セラミドNS=セラミドNG
セラミド3=セラミドNP
セラミド4=セラミドEOH
セラミド5=セラミドAS
セラミド6=セラミドAP
セラミド7=セラミドAH
セラミド8=セラミドNH
セラミド9=セラミドEOS
 
 
セラミドは、化粧品原料としては比較的高価なものです。

数字やアルファベットが書かれていても、極端に安い化粧品はセラミドの配合量が少ない可能性があります。

※配合量は企業秘密なので、通常、公表されません。

価格的には美容液1本(約30mL)で3千円以上を目安にしましょう。
吉木伸子『スキンケア美容医学事典』(池田書店)

 
 
 
 

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