最低限必要なお肌の手入れは、次の3つです。
・洗顔
・保湿
・紫外線対策
(近藤須雅子『9割の人が間違っている化粧品「効きめ」の真実』講談社)
洗顔-クレンジングと洗顔料について-
クレンジングは、化粧の油性を落とすことを目的としています。
洗顔料は、皮脂汚れやほこりなどの汚れを落とすことを目的としています。
洗顔-クレンジング-
化粧をした日は、クレンジングで化粧を落とし、その後、洗顔料で皮脂・古い角質を落とします。
クレンジングの時間は、すすぎを含めて、約1分以内で終わらせるのがよいとされています(『正しいスキンケア事典』高橋書店)。
短時間だからといって慌てず、Tゾーン、Uゾーンを中心に、指の腹を使ってメイクとなじませます。
そして、人肌程度のぬるま湯ですすぎます。
少々ベタつき残っても、次の洗顔料で落ちますので慌てなくても大丈夫です。
洗顔-洗顔料とは-
「料」という言葉が使われていますので、「洗顔料って何?」と思ってしまいますが、「料」の部分を石鹸、クリーム、ジェル、フォームに置き換えればわかると思います。
つまり、洗顔料とは、洗顔石鹸、洗顔クリーム、洗顔ジェル、洗顔フォームなどのことを指します。
洗顔-洗顔料の選び方-
自分の肌質に合ったものを選ぶというのが結論です。
最近は、固形石鹸が見直されてきました。
<泡タイプ>
メリット
ポンプを押すとすぐに泡の状態で出てくるので、素早く洗顔ができる。
デメリット
強い界面活性剤や発泡剤が使用されているものがあるので、肌への負担が大きくなる可能性がある。
<洗顔フォーム>
メリット
少しの量でも泡立ち、しっとりとした肌触りになる。
デメリット
しっとりタイプの洗顔フォームは、油分を30~40%含むので、肌に油膜が残り、この後につける化粧水や美容液の成分の浸透を妨げる。
<洗顔ジェル>
メリット
泡立ちがよく、洗浄力が高いのでオイリー肌によい。
デメリット
洗浄力が高いので、敏感肌、乾燥肌にはよくない。
<固形石鹸>
メリット
余分な油分を含まないものが多いので、この後につける化粧水や美容液の成分の浸透を妨げない。
デメリット
余分な油分を含まないものは、洗い上がりがつっぱってしまう。