突然現れる円形脱毛症
突然、10玉サイズの脱毛部ができる円形脱毛症。
「えっ」と思いますよね。
かなりショックです。
ストレスが関係していると言われていますが、ストレスのない人にもみられる症状なので、原因は解明されていません。
1ヶ月ぐらいは悩みが続くと思いますが、いつの間にか忘れていて、気がつけば治っているということが多いです。
私がそうでした。
でも治るのに1年近くはかかりました。
美容院で「あらっ」と言われたとき、少し恥ずかしかったのを覚えています。
病院に行くと血行を促進する塗り薬か解毒作用を高める飲み薬が出されます。
それですぐに治るかというと、結局、自然に治る期間と同じだったりします。
薬を塗ったり飲んだりしながら、「まだかな、まだかな」と心配するよりも、忘れた状態になる方が治りが早いかもしれません。
女性の円形脱毛症に効く市販されている漢方薬
といっても、気になる方のために漢方薬をご紹介します。
皮膚科で漢方薬を処方されることがあるようです(『正しいスキンケア事典』高橋書店)。
柴胡加竜骨牡蛎湯
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこがりゅうこつぼれいとう)は、神経過敏で驚きやすい方、ストレスが多い方に処方される漢方薬です。
神経の高ぶりをしずめて、心と体の状態をよくします。具体的には、高血圧や動脈硬化にともなう諸症状、神経症や不眠、また、精神面がかかわる動悸や性的機能の低下などにも用います。体力が中くらい以上の人で、肋骨下部が張り胸苦しさのある人に向きます。
引用:おくすり110番
加味逍遥散
加味逍遥散(かみしょうようさん)は、不定愁訴(ふていしゅうそ)のある方に処方されます。
不定愁訴とは、「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態を指します。
血液循環をよくして体をあたためる一方、のぼせなど上半身の熱をさまします。また、ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。どちらかというと女性向けで、体が虚弱で疲れやすく、イライラや不安感をともなうときに向きます。
具体的には、手足の冷え、のぼせ、生理不順や生理痛、頭痛、肩こり、けん怠感、不眠、神経症などに適応します。また、そのような症状をともなう更年期障害や自律神経失調、月経前緊張症などにも好適です。
引用:おくすり110番
半夏厚朴湯
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、几帳面、心配性のタイプの方に処方されます。
神経をしずめて、心と体の状態をよくします。また、咳や吐き気をおさえる作用もあります。心身ともに疲れやすく、冷え症で繊細な人に向く処方です。とくに、ノドのつかえ感を訴えるときに好んで用いられます。
具体的には、不安感や緊張感、イライラ、抑うつ、不眠、神経性の胃炎や動悸、めまい、さらに喘息や気管支炎などにも適応します。
引用:おくすり110番
円形脱毛症は薬だけでは治らない
まず、睡眠時間を十分にとることが大切です。早寝早起きを実行しましょう。
適度な運動や散歩で気分転換することも必要です。
そして、加工食品などかたよった食事をひかえることも大切です。
これらは、いろんな病気に共通することですね。
上記の漢方薬ですが、漢方薬にも副作用があります。
ただ、飲む容量など、注意事項を守れば心配することはあまりありません。