美容・健康ガイド −Miku

美容・健康に役立つ情報サイト

健康

サプリメントを飲むタイミング/食前・食後・空腹時?

投稿日:2017-02-18 更新日:

サプリメントを飲むタイミングについて

サプリメントは、食後に飲んだらいいのか、食前・食間の空腹時に飲んだらいいのかわからないものがあります。

「毎食後3粒飲んでください。」などと、説明書やパッケージには具体的に書かれていません。

それもそのはずで、サプリメントは健康食品であって医薬品ではありません。

もし、「毎食後3粒飲んでください。」というようなことを書いてしまったら、薬機法(旧薬事法)に触れてしまいます。
 
 
薬機法の関係で、次のように書かれているのが代表的です。

「健康食品のため、基本的にはお好きな時間帯にお飲みください。1日6粒を限度に3回程度にわけて水またはぬるま湯と一緒にお召し上がりください。」

「食後にお召し上がりいただくことをおすすめします。」

「空腹時の摂取が良いという医師の見解もございます。」
 
 
このように、漠然と書かれた内容を飲む側が判断するしかありません。
 
 

サプリメントはどのタイミングで飲むと効果的か

漠然と書かれていても、だいたい判断できるものはいいのですが、わからない場合は次のタイミングで飲むと効果的です。
 

まずサプリメントの目的は栄養素の補給ですから、食事の一部として摂取するのが基本です。ほとんどのサプリメントは食後、あるいは食べている最中に一緒に摂るのがおすすめです。食事の際には消化器官が活発に動いているので、栄養素の吸収が効率よく行われるからです。
田村忠司『サプリメントの正体』(東洋経済)

 
 

ビタミンの摂り方

ビタミンは、油に溶けやすい脂溶性(しようせい)のものと、水に溶けやすい水溶性のものに分けられます。

脂溶性のビタミンは、油分が含まれる食事と一緒に摂ると効果的です。

また、水溶性のビタミンは、摂ると尿や汗に溶けて体外に排出されやすいので、まとめて摂らずにこまめに摂ると効果的です。

  ビタミン名 化学名
油溶性 ビタミンA レチノール
ビタミンD カルシフェロール
ビタミンE トコフェロール
ビタミンK フィロキノン
水溶性  ビタミンB1 サイアミン
ビタミンB2 リボフラビン
ビタミンB3 ナイアシン
ビタミンB5 パントテン酸
ビタミンB6 ビリドキシン
ビタミンB12 コバラミン
ビタミンC アスコルビン酸
ビタミンH ビオチン
葉酸(ビタミンM) プテロイルグルタミン酸

 
 

空腹時に飲むと効果的な成分もある

<アミノ酸系>
食べ物はまずタンパク質が先に消化・吸収されますので、アミノ酸系の成分を食べ物と一緒に摂ると効率が悪くなります。

アミノ酸系の機能性成分
コラーゲン
タウリン
カルニチン
レクチン
グルタミン酸
カゼイン
カゼインホスホペプチド
ラクトフェリン

<ダイエット系>
飲むと満腹感が得られるサプリメントは、食事をする前に飲みます。

<αリポ酸>
αリポ酸(チオクト酸)には、有害ミネラルや有害重金属を体外に排出する働きが期待されます。

いわゆる「デトックス」効果と呼ばれるものです。

αリポ酸を食事と一緒に摂ると、有用なミネラル分などと反応してしまう可能性があるので、空腹時に摂るのが効果的です。
 
 
 

-健康

関連記事

no image

グリコ「アーモンド効果」の効果が気になる

グリコ「アーモンド効果」のCMが気になったので、効果を調べてみました。 グリコは、「アーモンド効果」を飲むと、「1日分のビタミンE」と「食物繊維」が摂れるというのを強調しています。 スポンサードリンク …

なぜ冬にやせるのか?冬太りの原因と対策/所さんの目がテン!より

  冬にやせやすい理由と冬太りの原因と対策について   冬になると太るというので、「冬太り」という言葉があります。   しかし、冬はやせやすいという専門家もいます。   2014年ですが、所さんの目が …

紫外線とビタミンDの関係/完璧な日焼け対策はダメなの?

紫外線による日焼けで、肌にシミができてしまうと大変!ということで、UVケア、帽子、サングラス、車を運転するときはアームカバーと、何かと日焼け対策は大変です。 しかし、「紫外線を浴びないとビタミンD不足 …

脂肪の吸収を抑える成分をチェック!その1

脂肪の吸収を抑える成分について ダイエット中においしい食べ物が食べられないというのは、とてもストレスになります。 特に、おいしい食べ物には、うまみを感じさせる油や脂肪分が多いので、食べられないのはつら …

酢の健康効果を見直す/デメリットも知っておこう!

    酢の健康効果について 1.食欲増進 食事のときに酢を使った料理を先に食べることがポイントです。 それは、酢の酸味と香りが、唾液・胃液の分泌を活発にするからです。 唾液・胃液の分泌が活発になると …