Tie2(タイツー)とむくみの関係について、できるだけ簡単に説明しています。
Tie2(タイツー)とむくみの関係がわかり、対策をすると、むくみが改善する可能性があります。
Tie2(タイツー)とむくみの関係について
Tie2(タイツー)は内皮細胞にあって、壁細胞から分泌されるアンジオポエチン-1という物質と結びついています。
また、内皮細胞どうしをくっつける働きをしています。
そうすることで、血管を保護している壁細胞が、血管からはがれないようにしています。
ところが、Tie2とアンジオポエチン-1の分泌が減少すると、壁細胞が血管からはがれやすくなります。
また、内皮細胞と内皮細胞の間に隙間ができます。
そうなると、その隙間から老廃物や水分がもれ出します。
血管が老化していると、同様にリンパ管も老化していることが考えられます。
リンパ管が老化すると、体内の老廃物をうまく回収できなくなります。
血管からの老廃物や水分のもれとリンパ管の老化が“むくみ”の原因です。
さらに、血管の障害は、毛細血管にまで及びます。
血管に障害が起こると、毛細血管が失われていきます。
毛細血管が失われると、酸素や栄養が不足し、皮膚のコラーゲンをつくる細胞が少なくなります。
皮膚からコラーゲンが減少すると、“しわ”として現れます。
“むくみ”と“しわ”の原因の全てがTie2にあるわけではありません。
しかし、Tie2を活性化させることで血管を修復・維持が期待できますので、“むくみ”と“しわ”が改善する可能性があります。
Tie2を活性化させるには
最近の研究で、コショウ科の「ヒハツ」という植物にTie2を活性化させる働きがあることがわかっています。
ヒハツは、香辛料として使われ、また、冷え性を改善する目的で以前から使われています。