顔のくすみを取る食べ物について
顔色がさえない、なんとなくどんよりしている、このような状態を「くすみ」と呼びます。
くすみの原因はさまざまですが、血行不良やターンオーバーの低下によるくすみは、食べ物で緩和することができます。
血行不良によるくすみを緩和する食べ物
血行をよくするには、ビタミンEを多く含む食べ物が効果的です。
ビタミンEには、血行を促進する働きがあります。
血流がよくなると、新陳代謝が活発になり、肌にハリが出てきます。
また、血流がよくなることで、冷え性や肩こり、腰痛が改善されます。
さらに、紫外線に対する抵抗力を上げる働きがありますので、シミやそばかすにも有効です。
100g中に含まれる量(単位:mg)
くすみ原因-血行不良以外の原因-
血行不良によるくすみを緩和するには、ビタミンE以外にも鉄分を多く含む食べ物も有効です。
ただ、サプリメントなどで鉄分を多く摂りすぎると、肝機能に障害が起こる可能性があるので、注意が必要です。
皮脂膜のくすみ
私たちの顔は、生活をしている中で、ちり、ほこり、細菌などにさらされています。
これらが、顔を覆っている皮脂膜にくっついてしまいます。
また、化粧の成分は、時間が経つにつれて皮脂膜と混ざり合います。
これらを放置してしまうと、くすむと言うよりもどす黒くなります。
そこでクレンジングや洗顔料で洗顔するわけですが、強くこすったり洗いすぎると肌のバリア機能をはたしている皮脂の分泌に異常がおこり、かえってほこりなどが付きやすくなったり、雑菌が繁殖しすぎて“くすみ”を悪化させてしまいます。
角質層のくすみ
皮脂のくすみと関係があるのですが、顔を洗いすぎたり、洗った後のケアを怠ると、肌は乾燥します。
乾燥すると角質は、肌内部から水分が逃げないように、厚く覆うようになります。
角質はもともと黒みを帯びているので、角質が厚くなるとくすんで見えます。
この場合は、ピーリングを行い、厚くなった古い角質を取った後、保湿成分が配合された美容液などで保湿すると改善する可能性があります。