乾燥した肌には保湿パックが効果的
皮膚から水分が蒸発し、肌が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下します。
乾燥が進むと、これ以上の水分の蒸発を防ぐために角質層が厚くなります。
角質層が厚くなると、いくら外から保湿成分を塗っても肌に浸透しません。
こうなると、ピーリングなどで角質層を削るしかありません。
誤ったピーリングをしてしまうと、肌に負担がかかり、今度は敏感肌になるなどのトラブルの原因にもなります。
そうなる前に、乾燥した肌には、保湿パックが即効性があり効果的です。
保湿パックは洗い流す方法がおすすめ
保湿パックは、シートパック(シートマスク)よりもクリーム状またはゲル状のものを塗って、洗い流す方が肌に優しいのでおすすめです。
シートパックは、次のようなデメリットがあります。
・密閉性が低い
・紙の繊維でかぶれることがある
・長時間貼っていると紙が乾いてしまい逆に水分を吸い上げてしまう
シートパックよりもクリームの方が、保湿力が高いといえます。
クリームによる保湿パックの方法
コーダリーの「保湿マスククリーム」といった保湿パック専用のクリームがあります。
でも、普段使っている美容クリームでもOKです。
・(クレンジング)→洗顔→化粧水→美容液→乳液、といったいつもの手順で肌を整える。
・美容クリームを顔全体に厚めにのせる。
・15分程度ほど置く。
・水で洗い流すか、軽く濡らしたコットンで優しくクリームを拭き取る。
保湿パックの注意点
クリームは塗り込まない、肌にのせるように置くこと。
洗い流す・コットンで拭き取るとき、肌をこすらないようにすること。
蒸しタオルで拭き取ってもいいのですが、赤ら顔になってしまう方は注意してください。
長時間パックしたまま放置したり、汗をかいている状態や、湿度の高いお風呂で行うと浸透力が高まりすぎて、よけいに水分を取り込もうとします。
そうなると、細胞間が水浸し状態になり、バランスが崩れて、角質層が壊れてしまいます。
毎日保湿パックをした方がいいのか
保湿パックを毎日のように行うと、肌が保湿パックなしでは肌が潤わなくなる可能性があります。
週に2回程度を限度に行いましょう。