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エモリエントの意味/エモリエントとは

投稿日:2017-01-29 更新日:

エモリエントの意味について

エモリエント(emollient)は、日本語では柔軟化と呼ばれています。

エモリエントとは、肌表面から水分が蒸発しないように、油膜を付着して水分を保ち、皮膚を柔らかくすることをいいます。

これに対しモイスチャー(moisture)は、日本語では保湿と呼ばれています。

モイスチャーとは、皮膚に保湿剤を補ったり、水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つことをいいます。
 
 
通常の手順としては、保湿剤の入った美容液等で肌を保湿し、エモリエント剤(柔軟化剤)でフタをして肌を柔らかくします。
 
 

エモリエントのメリット

エモリエント剤を主成分とするクリームを使用すると、乾燥を防ぐことができ、皮膚が柔らかくなります。

乾燥肌の方には、特にメリットがあります。
 
 

代表的なエモリエント剤

<スクワラン>
深海ザメの肝油に含まれるスクワランや、オリーブ油など植物からとれるスクワレンが原料です。

皮膚へのなじみがよく、高い柔軟効果のある成分です。
 
 
<ホホバオイル>
メキシコの乾燥地帯に生えるホホバの種子からとれる液体ロウです。

肌の保護効果が強いオイルにもかかわらず、べたつかずサラッとしています。

皮脂線からの皮脂分泌を抑える効果もあります。
 
 
<流動パラフィン>
ミネラルオイルとも呼ばれ、原油を蒸留し精製したオイルです。

エモリエント効果が高く乳化しやすいので、乳液やクリームの成分としてよく使われます。
 
 
<その他>
オリーブ油、アカデミアナッツ油、コーン油、サフラワー油(ベニバナ油)、シクロメチコン(オクタメチルシクロテトラシロキサン)、ジメコン(メチルポリシロキサン)、ジメチコンコポリオール、水添ポリイソブテン(軽質イソパラフィン)、パーフルオロ類、ブドウ種子油(グレープシード油)、ミリスチン酸オクチルドデシル(MOD)、メドウフォーム油、セラミド3
 
 

油分ではフタはできません。油をつけても、その間をぬって水分は逃げていくからです。

セラミドか、もしくは似たような作用をもつ美容液を与えるのが保湿の王道です。
引用:吉木伸子『スキンケア美容医学事典』(池田書店)

 

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