乾燥肌のファンデーションはどのタイプがいいのか
乾燥肌の方は、リキッドタイプのファンデーションを選ぶ傾向にあります。
それは、パウダーだと皮脂や水分を吸収するので、かえって肌が乾燥しそうな気がするというのが、大半の理由です。
それで、リキッドタイプを使用していて、乾燥肌に影響がないのかというとそでもなく、化粧しないと外に出られないのでしかたなく・・・というのが現状だと思います。
乾燥肌のファンデーションには、パウダータイプを選ぶべきです。
その理由について書いています。
パウダータイプとリキッドタイプのメリットとデメリット
まずは、それぞれの主なメリットとデメリットをみてみましょう。
パウダーファンデーション
<メリット>
・防腐剤や界面活性剤などの添加物が少ないので肌にやさしい
・メイクを落としやすいので肌に負担がかからない
・余分な油分をパウダーが吸収するので皮脂によるテカリが抑えられる
・化粧直しが簡単
<デメリット>
・シミやシワなどがカバーしにくい
・ファンデをつけました感が出てしまう
リキッドファンデーション
<メリット>
・シミやシワなどカバーしやすい
・キープ力が高い
・伸びがよくフィット感がある
<デメリット>
・パウダーに比べてムラになりやすい
・メイクが落としにくいので肌に負担がかかる
・油性成分を主としているためべたつく
乾燥肌は、肌表面の角質層が、バリア機能の低下によって起こります。
また、自分はオイリー肌と思っていても、実は、肌が乾燥しているために、過剰に皮脂が分泌している場合もあります。
角質層が機能していなければ、いくら肌内部から水分が上がってきても、蒸発してしまいます。
これを防ぐには、角質層を正常な状態にする必要があります。
古い角質が重なってしまっている角質肥厚(かくしつひこう)という状態になってしまっている場合は、ピーリング剤や顔ソリなどの方法で取り除きます。
通常は、洗顔後、美容液でしっかり保湿します。
それには、角質層内の角質細胞間脂質(さいぼうかんししつ)で水分を抱えて逃がさない働きをしているセラミドを補うのが有効です。
もちろん、外からいくら補っても、肌細胞の生まれ替わり(ターンオーバー)を正常にする必要があります。
乾燥肌のファンデーションはパウダーかリキッドか
セラミド配合の美容液などでしっかり肌を手入れができている状態で、しばらくは、パウダータイプのファンデーションを使用することをおすすめします。
それは、パウダータイプの<メリット>を見ればあきらかです。
肌が弱っているのですから、肌に負担にならない方を選ぶべきです。