スギ花粉症に効く漢方について
スギ花粉症に効く漢方として、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が、鼻水の多い花粉症に効きます。
小青竜湯は、麻黄(まおう)、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、半夏(はんげ)、五味子(ごみし)、細辛(さいしん)、乾姜(かんきょう)、甘草(かんぞう)からなる漢方です。
これらの生薬が、くしゃみや鼻水を和らげます。
鼻づまりが中心という方は、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)という漢方の方が効きます。
スギ花粉症を含むアレルギー性鼻炎の原因
漢方医学では、スギ花粉症を含むアレルギー性鼻炎は、体の中にたまった水が原因だとしています。
冷たいものを食べたり飲んだりしていると、胃腸の働きが弱ります。
これに過労やストレスが加わると、さらに胃腸の働きが悪化します。
胃腸の働きが弱まると、消化吸収力が低下し、余分な水分が残ります。
そして、体の生理機能に影響を与え、鼻や喉の働きも低下してしまいます。
この流れをみていくと、スギ花粉症を含むアレルギー性鼻炎を改善するには、胃や腸を冷やさないことが大切だということがわかります。
それと、過労とストレスのない日常生活を送ることも大切です。
現代社会において、過労とストレスのない生活というのは難し話しですが、睡眠時間をできるだけ多くとることを心がけたいですね。