tie2(タイツー)を活性化する食べ物は、ヒハツというコショウ科のツル性木質植物です。
一時期、ヨーロッパでスパイスとして珍重されていましたが、現在では黒コショウがそれに替わっています。
最近、血管の老化を防ぐ食品としてテレビなどで取り上げられましたので、ヒハツに対する注目度が急上昇しています。
ここ数年で、ヒハツパウダーやヒハツのサプリメントが、たくさん売られるようになっています。
ヒハツの商品一覧(楽天市場)
コショウのように料理にふりかければOK。
tie2(タイツー)を活性化する食べ物としては、他にシナモンやルイボスティーがあります。
ヒハツの1日の摂取量
まだよくわかっていませんが、1日に数ミリグラムの摂取でよいと言われています。
売られているヒハツパウダーの場合は、小さじ半分程度(約1g)です。
1日分を数回に分ければ、無理なく摂取できます。
コショウほど刺激はなく、シナモンの香りがほんのりします。
そもそもヒハツを摂るメリットは?
先に少し触れましたが、ヒハツを摂るとtie2(タイツー)が活性化され、血管の老化予防、特に毛細血管が正常に働くようになります。
毛細血管がきれいな形で全身に張り巡らされると、
・足のむくみの改善
・冷え性の改善
・もちもち肌に
・抜け毛、薄毛の改善
・肩こり、腰痛の改善
・ED(勃起不全)の改善
など、様々な効果が期待できます。
ヒハツとtie2(タイツー)の関係
ヒハツは、血管にあるtie2という物質に働きかけます。
tie2は、壁細胞をはがれにくくする接着剤のような働きをしています。
また、ヒハツは、壁細胞から出ているアンジオポエチン-1というシグナルを活性化させます。
壁細胞が血管からはがれると、細胞と細胞の間から酸素や栄養分が漏れ出し、毛細血管までそれらが届かなくなります。
やがて毛細血管は消滅していきます(ゴースト血管)。
上の写真では、30代の毛細血管は、先がピンと伸びてはっきりしています。
40代では、先が変形しているがわかります。
毛細血管は、40代から衰えることがわかっています。
60代では、写真の真ん中あたりの血管が消滅しています。
これが血管のゴースト化です。
70代になると、毛細血管の4割が消えていきます。
毛細血管が消滅すると・・・
毛細血管が消滅すると、肌細胞に栄養が届かなくなりますので、例えば肌荒れやシワの原因になります。
また、血管から壁細胞がはがれると、水分や老廃物も漏れ出しますので、それらが溜まると“むくみ”の原因になります。
夕方頃になると、足がパンパンの状態になり、ブーツやジーンズなどがきつくなるのは、これが原因になっている可能性があります。